インタビュー

Mecara

瞳孔計測で自律神経の状態を可視化 ~「Mecara」で踏み出す健康経営への第一歩

「健康経営に取り組んでいるが、効果が出ているのかわからない」、そんな悩みを抱える企業は少なくありません。そこで役立つのが、AI技術による瞳孔計測で自律神経の状態を可視化できる「Mecara」。様々な業界で導入が進んでおり、その効果を実感する声も届いています。

様々な企業が取り組む健康経営 課題は健康状態の可視化・数値化

健康経営とは、「従業員の健康保持・増進の取り組みが、将来的に収益性等を高める投資である」という考えのもと、健康管理を経営的視点で戦略的に実践することを指します。従業員の心身を健やかな状態に維持することで、一人ひとりのパフォーマンスや生産性の向上、といった効果が期待でき、業績アップや企業価値を高めることにつながる、という考え方です。

日本では、2013年度に日本再興戦略が閣議決定されたことを契機に健康経営への機運が高まり、現在は上場企業をはじめ、規模の大小を問わず様々な企業が力を入れて取り組んでいます。健康診断に加え、ストレスチェックやアンケートなどを通して従業員の心身の健康状態を把握し、適切に対応することが企業に求められています。

一方で、通常の健康診断だけでヘルスチェックは十分とは言えず、また自己申告のアンケートだけでは問題の可視化がしづらい傾向があります。特に心身の健康に深く関係する「自律神経の乱れ」については、本人すらも不調や原因を把握しづらく、客観的な判断が難しいため、ケアが遅れたり誤った対応をしてしまう懸念があります。

瞳孔計測でわかる自律神経のバランス

自律神経とは、心臓の動き、呼吸、血液循環といった体の機能を、意識することなく維持・調節する神経のこと。交感神経(活動・緊張させるはたらき)と副交感神経(休息・リラックスさせるはたらき)に分けられ、そのバランスが乱れると、疲労、集中力低下、メンタルの不調などさまざまな問題につながります。そうならないために、早い段階で不調をキャッチし、適切な対応をとることが大切です。

では、自律神経の状態をより正確に把握するためにはどうすれば良いのでしょうか? その方法の一つとして、私たちMecaraは「瞳孔計測」に着目しました。

自律神経(交感神経・副交感神経)を制御しているのは、脳幹にある青斑核(せいはんかく)です。脳全体や体の反応を調節する機能を持つ神経核で、いわば自律神経系の「中枢アクセル」のような役割を担います。

心身にストレスを受けると、活性化した青斑核がノルアドレナリンを放出。これにより、心拍数の増加、血圧上昇、覚醒レベル上昇、そして瞳孔拡大といった交感神経優位の反応が即時に引き起こされます。近年の神経科学研究では「瞳孔径の変化は青斑核の活動を鋭敏に反映する」という知見が確立しており、瞳孔のサイズ・青斑核・自律神経の関係は下記のように連動しているといえます。

瞳孔が拡大する:青斑核活動が高い(交感神経優位)

瞳孔が収縮する:青斑核活動が低い(副交感神経優位)

Mecaraはこの瞳孔と自律神経の連動性を活用し、センシングAIの技術を用いて健康状態を計測・データ化することに成功。一般企業やトレーニング施設、医療業界に向けて電子瞳孔計「Mecara」を実用化しました。

電子瞳孔計「Mecara」の特徴

AIにより高速判定&解析を実現

センシングAIとLLM(大規模言語モデル)を掛け合わせて、瞳孔から自律神経を解析。高度なアルゴリズムによって、瞳孔反応から自律神経バランスを数値化します。

さらに、測定時間はわずか7秒、結果表示まで数分程度と、短時間での計測が可能。操作も簡単で、導入後スムーズにご利用いただけるのが特徴です。

非侵襲で体への負担が少ない

計測方法は、機器を両目にあてるだけ。注射を指したり検査キットを使ったりする手間がないため侵襲性(※)がなく、体力的な負担もほとんどありません。また、着替えなども必要ないため計測への抵抗感を減らせます。

※侵襲性とは、「検査や治療によって患者の体に物理的な傷をつけたり、生活の質を低下させたりする可能性」を指す医学用語です。

自律神経バランスの数値化

自律神経のバランス、痛み、眠気、精神不安のコンディションを具体的な数値で可視化。問診などの主観的な情報ではなく、客観的なデータに基づいて従業員やスタッフのコンディション管理が可能になります。

レポートやアプリを活用したスムーズな運用

管理画面では計測データを数値やグラフで分かりやすく可視化。計測結果の数値はCSVでの出力も可能です。またユーザー向けのMecara専用アプリを活用し、従業員一人ひとりが自身の自律神経の状態・変化を手軽にチェックすることができます。

「Mecara」を活用することで、解析データをもとにしたフォローアップや業務環境の改善、医療につなげるなど、適切な対応が可能になります。

Mecaraで計測できるデータ

【管理画面イメージ】

管理画面では、個人の計測結果の推移やBefore/Afterなどをレポートで確認することができます。レポートに表示されるのは下記のような情報です。

・総合スコア

自律神経のバランスが整った理想的な状態を100点とし、現在の状態を数値化します。

・自律神経バランス

交感神経と副交感神経の活性度およびそのバランスを示します。バランスが整っていると、心身ともに安定し良い状態であるといえます。

・自律神経年齢

自律神経の状態を年齢に換算した指標です。実年齢との差を確認することで自律神経の健康状態を把握できます。

・各コンディション状況

痛み・眠気・精神的な不安の兆候を示します。自覚症状がなくても、注意が必要な範囲に位置する場合は、心身を休めることを推奨します。

・不調リスク・推奨アクション

自律神経バランスの状態をもとに、考えられる不調や健康リスク、およびその予防・改善に向けたアドバイスを提供します。

・計測詳細(専門家向け)

専門家による分析の指標となるデータを示します。医療へつなげる場合などに活用できます。

「Mecara」の計測データを、よりビジュアライズしてわかりやすく表示。計測結果をもとにした、AIによる推奨アクション、個別のアドバイスを得ることができます。また、計測データは過去7回分まで比較することができるため、自身の体調の変化をひと目でチェックすることが可能です。


様々な業界で導入が進む「Mecara」

一人ひとりの自律神経の状態を簡単な手順で可視化できるMecaraは、健康経営を目指す企業はもちろん、様々な業界でその効果が期待されています。実際には下記のような業態で導入が進んでおり、継続利用による計測結果の改善や業務効率化に役立てられています。

・フィットネスクラブ……既存サービスの付加価値向上、サービス効果の可視化

・未病クリニック……既存サービスの付加価値向上、サービス効果の可視化

・整体接骨院……施術効果や痛みの可視化

・スポーツチーム……属人的・経験則による指導の改善、不調の早期発見

●導入事例1:トレーニングジム A社様

【導入前】

法人向け健康経営プログラムを販売しているA社様。企業にトレーニングプログラムを提案してもその効果が可視化できておらず、クライアントより「効果があるかわからない」という理由で契約を打ち切られてしまうこともあったといいます。

【導入後】

トレーニング効果の定量的な数値を示すため、「Mecara」を導入。客観的なデータで体の変化が証明されることにより、顧客満足度が向上。5回以上のプログラム参加者の継続的増加、契約継続率向上、契約期間の延長など、具体的な業績アップにつながりました。

●導入事例2:スポーツ関連サービス B社様

【導入前】

理学療法士が在籍し、プロスポーツチームやアスリートに対し、ボディケアのアドバイスを提供しているB社様。以前より瞳孔測定による健康状態のチェックに関心があり、「アスリートの痛みの程度がわかりづらい」「施術の効果を感覚的にしか把握できない」という課題解決に活用したいと考えていらっしゃいました。

【導入後】

医療機器としても認められている信頼度の高さが「Mecara」導入の決め手となったといいます。導入後、不調のあるスポーツ選手や一般の方に向けて、通常の指導に加えて瞳孔計測による客観的なアドバイスが可能になりました。また、測定を受ける側にも負担がなく、わずかな秒数でデータが取得できる点にもご満足いただいています。

●導入事例3:整骨院 C院様

【導入前】

東北地方で整骨院を運営されているC院様。針灸・整骨業界の「効果はあるがエビデンスがない」という状況に課題意識をお持ちで、医療機関(ドクター)との連携がスムーズにいかず、民間療法としての限界を感じることがあったといいます。

【導入後】

「施術結果を可視化‧数値化することで医療機関との橋渡しを実現したい」という強い想いのもと、「Mecara」を導入。計測レポートの「瞳孔年齢」が顧客様のわかりやすい指標となり、また健康状態によってスコアが変化する点にゲーム性を感じる方も多く、特に男性顧客から好評を得たそうです。「実際に施術の前後で自律神経の変化を可視化できたことも大きな収穫」と、ご満足の声をいただきました。

“本当の健康経営”の実現を目指す 「Mecara」開発への想い

「Mecara」開発の背景には、株式会社Mecara代表の川又尋美の健康と幸せへの強い思いがあります。かつて自身の父親を病で失い、また、メンタルの不調や精神疾患による休職が珍しくない現代社会に身を置く中で、「誰もが自分の状態を客観的に知る指標が必要だ」と考えるようになったことが、電子瞳孔計の開発につながっています。

少子高齢化で働く人の管理が難しくなる中、「『今は休むべきか、頑張れる時か』を客観的にデータで判断できる『Mecara』があれば、現場のリスクは大きく減らせる」と川又は考えます。「Mecara」を通じて、一人ひとりの健康と幸せを守る本当の健康経営を広げ、誰もが無理なく働ける社会の実現を目指しています。

瞳孔計測と最新のテクノロジーの融合により、自律神経の状態をスピーディーに可視化できる「Mecara」。従業員の心身の健康状態を把握し、“本当の健康経営”を実現するために、ぜひ導入をご検討ください。

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