昨季限りで現役を引退し、セカンドキャリアに向けてシナプス療法の資格を取得し、7月1日より株式会社AIMSに入社予定の元阪神タイガースの荒木郁也さん(34)のセカンドキャリアについての発表会を、6月22日に大阪市内で開催しました。阪神タイガースで同僚だった鳥谷敬さん(40)がゲストで駆けつけ、シナプス療法の施術の実演と株式会社AIMSが開発中の神経年齢可視化IoT機器AiLiveにより、施術前、施術後の効果を実際に計測し、鳥谷さんに体験して頂きました。
【イベント内容】
①株式会社AIMS 代表取締役社長 川又尋美 挨拶
②『シナプス療法』開発者 一般社団法人神経医科学研究所 理事長 小城博士 挨拶
③荒木さん×鳥谷さん 対談
④荒木さんによるシナプス療法の施術の実演、AiLiveによるBeforeAfter計測
⑤質疑応答・フォトセッション
【株式会社AIMS 代表取締役社長 川又尋美 挨拶】
(川又尋美 コメント)
私の父は急性期の肺癌でこの世を去りました。看護師だった母はなぜもっと早く気づくことができなかったのかとそのあと長い間苦しみました。急性期に入ると私たちはなかなか手の施しようがないとういう壁にぶつかり、どうしたら一人一人が自分らしく健康に生きる選択を取り続けられるか、それが私の経営テーマとなりました。
今現在シナプス療法に事業譲渡いただきまして、私たちのAIで健康状態の可視化、ソリューションの提案までができる体制となっております。この瞳孔からの測定に至るまでに様々なAI開発を行ってまいりました。表情や声のトーン、鼻、肌、様々なAI開発の中で瞳孔の拡縮運動からの可視化。その中で瞳孔から測定するAiLiveが一番ノイズがなく正確に撮れる方法だと確信しています。現在、国の支援を受けて研究開発中です。
拠点として福島県田村市との包括連携協定を前提とした覚書の締結、そしてUAEの方にも関連会社を持っております。
また、荒木さんは現役時代からシナプス療法の施術を受けており、現役引退後、ご自身でシナプス療法を自ら習得されております。7月1日より弊社で内定が決まっておりまして、東京都港区で新たにこのシナプス療法の施術を広めていくという第一歩を踏み出します。
【『シナプス療法』開発者 一般社団法人神経医科学研究所 理事長 小城絢一朗 挨拶】
(小城 絢一朗 コメント)
シナプス療法というのは昨年私が新しく開発した神経に直接働きかける治療法のことです。
神経というと何か道具や機械を使うイメージがあるかもしれないですが、手技でアプローチをして神経の状態を整える新しい治療法です。手を使う治療法と言うと一般的に何かオカルトのようなものを感じてしまったり、プラシーボ効果のようなもので直っていると思われがちだという心配がありましたので、ちゃんとした医療器を使って、数値で見てちゃんと神経の状態が良くなってる、反射速度が早くなってるだったりを計測する臨床試験を1,000人以上の方で行いました。
年齢も3歳から81歳の方に対応しており、どのような方であっても同じような効果を出せるという再現性の高さもあり、医療学会からも高い評価を受けております。
シナプス療法というのは初めて聞かれた言葉だと思いますので、どういったものかといいますと、これまで痛みがあるとか動かしにくいという時には筋肉を指圧したり、伸ばしたり、骨の位置をずらしたりなどの方法でアプローチしていたのですが、そもそも動きにくいという症状も動かすには運動神経を使っていますし、痛みを感じるのも神経がピリッときて痛いと感じますので、全て神経が原因だったのにもかかわらず、筋肉を押す、伸ばすであったりの関節的な方法で治療していました。
そうではなく直接的に神経にアプローチすることによってパフォーマンスが大幅に改善することで多くのアスリートの方にも施術をした結果、施術した直後に動きの速さが上がるという結果が出ています。
ただこれですと本人の体感として受けてよかったという話で終わってしまい信憑性が薄いので、株式会社AIMSで開発しているAiLiveを使って数字として測ってどれだけパフォーマンスが上がっているのかというエビデンスを出せるようになりました。
【荒木さん×鳥谷さん 対談】
(鳥谷さん)
プロ野球選手は引退したあとは結構仕事がなく、セカンドキャリアというところでは現役時代に活躍した選手も活躍していない選手も難しいところがあります。また、選手は様々な治療を受けるのですが、そこもかなり難しいところがあり、今回、荒木さんが新たな治療を武器に新たなアスリートのセカンドキャリアを先駆者としてスタートするということで何か手助けをできればと思い来させていただきました。
(荒木さん)
現役最後の1年間にシナプス療法と出会い、治療をしてもらうようになり、そこから今まで取れなかった体の痛みやハリが一気に改善されて、シナプス療法に通うようになりました。その結果、体は万全になり、プレーも良くなり、11年間プロでプレーしてきた中でシナプス療法を取り入れた最後の年が一番成績が良かったです。
シナプス療法の施術をする側になろうと思ったきっかけは自分が受けて実際に身体の調子がよくなったので、体が悪い人、怪我をしてる人だったりに今度は自分が施術をしてあげて良くなってもらいたいなと思いシナプス療法を学び施術をする側になりたいと思いました。
(鳥谷さん)
自分も現役に終わりがきましたし、選手っていうのは必ず終わりがくるので、やっぱり野球選手だけでなく、野球を続けるか辞めるかという時に怪我というのがセットで辞める選手が大半なので、そういう意味では今回の話を聞いた時に、アスリートが現役を辞めるっていう選択肢を減らす可能性をかなり持ってると感じましたし、そういう意味でもかなりいいなと思いました。
(荒木さん)
今後の目標としては、アスリートに限らず、1年でも長く現役を続けて欲しいので、そういう人たちにシナプス療法を広めていきたいのと、自分の手で沢山の人を施術して喜んでもらいたいと思っています。
(鳥谷さん)
荒木さんに限らずプロ野球選手は野球を辞めてから色んな仕事をやると思うのですが、野球選手の場合、本当にたくさんの人に支えられて野球ができると思うんです。これからはその野球だけじゃなく、沢山の人の役に立てる、沢山の人を助けられる人になって欲しいという思いはあります。自分自身もメディアを通じて野球の魅力を伝えたり、野球に恩返ししたいなという思いがあるので、荒木さんも人の体を直したり、人の心を整えたり、そういうところで社会に貢献していってくれると野球選手のセカンドキャリアとしての幅も広がり、野球選手の価値も上がるので、子供たちが野球っていうスポーツを選択してくれる可能性も上がると思います。自分とは違った形でこのスポーツ界を盛り上げたり、スポーツを1人でも多く続けさせるっていうところで頑張って欲しいなと思っています。
【荒木さんによるシナプス療法の施術の実演、AiLiveによるBeforeAfter計測】
会見では鳥谷さん自らが、荒木さんによる「シナプス療法」の施術体験を行いました。「治療というと、針を打ったり指圧だったり、治すために痛みを伴ったり、体に拒否反応が出るんですけど、それが一切ない」と鳥谷さんも効果を実感。資格取得後は初という荒木さんの施術に「98点。残り2点はこれからの頑張りに期待して」と笑顔で採点しました。
株式会社AIMSが開発中の神経年齢可視化IoT機器AiLiveによるBeforeAfterも計測を実施しました。
「こういった機器は今まであったかなと思うんですけど、この測定時間の短さと目からというのは初めてで、施術の効果が感覚だけではなく数値としてもしっかり分かるのがすごくいいですね」と鳥谷さんからもコメントをいただきました。
かつてのチームメートが歩み出した第2の人生に「野球選手のセカンドキャリアという意味でも、たくさんの方に勇気を与えると思う」と語った鳥谷さんは、「自分自身も今、メディアを通じて野球を分かりやすく伝えたりとか、魅力を伝えることによって野球に恩返ししたい思いがある。(荒木さんも)人の身体を治したりとか、心を整えることで社会に貢献していってくれると、野球選手のセカンドキャリアとしての幅も広がりますし、野球選手の価値も上がったりすると思うので。スポーツを一人でも多く続けさせるというところで頑張って欲しいなと思っています」とエールを送りました。荒木さんも「1年でも長くアスリートの方々に現役を続けてほしいので、そういう人たちにシナプス療法を広めていきたい。そして自分の手でたくさんの人を施術して、喜んでいただきたい」と、決意を新たにしました。